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センスよりも設計!戦略から逆算するデザインのつくり方

先日投稿した記事では、「アクセス数はあるのにお問い合わせが増えない」という課題を持つ方に向けて、ユーザーの視線を誘導するレイアウトテクニックについて解説しました。
https://www.supernetdigital.com/digitaltalk/667/

「サイトからお問い合わせは来るのになかなか成約につながらない…」
そんなお悩みはありませんか?

弊社のお客様からも同様のご相談をよくいただきます。
一見するとデザインは整っているのに成果が出ない。
その背景には、“センスの良し悪し” だけではなく、本来の目的に沿った設計になっていないケースが少なくありません。

本記事では、広報担当者の方や会社のWebサイト担当者が実務で使えるように、成果の出るデザインがどのように成約率向上につながるのかを、できるだけ分かりやすく解説します。


1. なぜ「センスの良いデザイン」だけでは成果につながらないのか

見た目を整えるだけのデザインは、ブランドイメージを高める効果こそありますが、必ずしも“成果につながるデザイン”とは限りません。
成果を出すデザインとは、本来「誰に・何を・どう伝えて・どの行動へ導くか」を設計することそのものです。
デザインはアートではなく、目的達成のための道具です。
だからこそ、戦略がないまま制作されたデザインは、どれだけセンスが良くても成果が出にくくなります。


2. 成果が出ないデザインに共通する問題①:ターゲット設定の誤り

成果が伸び悩む要因として多いのが「想定しているターゲット」と「実際に反応しているユーザー層」にズレが生じている状態です。
このズレがあると、デザインや導線を改善しても、成約にはつながりにくくなります。
特に注意すべきなのは、「反応がある=正しいターゲットに届いている」とは限らない点です。実務の現場では、次のような状態が起きていないかを確認する必要があります。

  • 価格や条件の情報収集が主な目的になっている
  • まだニーズが明確ではなく、検討段階に入っていない
  • 意思決定権を持たない立場でのお問い合わせが中心になっている

これらは一見すると「反応がある」状態ですが、
成約という視点で見ると、ターゲットとのミスマッチが起きている可能性があります。

ターゲットが広すぎて刺さらない

もう一つ多いのがターゲットが広すぎるケースです。
ターゲットが広すぎると、情報設計は広く浅くなり、デザイン表現も「誰向けか分からない」状態になります。
その結果、誰の心にも刺さらず、商談化率が一気に下がってしまいます。


3. 成果につながるデザインに共通する要素

ここからは、成果の出るデザインが持つ共通点を整理します。
これは感覚論ではなく、再現可能な設計プロセスです。

3-1. 成約につながる「成約ペルソナ」の明確化

一般的なペルソナではなく、「実際に成約した顧客の共通点」だけを抽出した成約ペルソナ
を設定します。

  • 何に困っているのか(課題)
  • なぜ自社を選んだのか(決め手)
  • どんな比較軸を持っているか(評価基準)
  • 決裁までの流れ(意思決定プロセス)

この情報が整理されていない限り、成果の出るデザインは作れません。

3-2. 訴求メッセージの優先順位を決める「情報設計」

デザインの前に必ず行うべきなのが 情報設計 です。
これは、ユーザーの心理に合わせて「どの順番で何を伝えるか」を決める設計作業を指します。
成果の出るページでは、情報は次の順番で構成される傾向があります。

  1. ベネフィット(自分にどんな良いことがあるのか)
  2. 具体的な価値(どんな効果が得られるのか)
  3. 根拠・実績(本当に信用できるのか)
  4. 導入イメージ・事例(自分にも当てはまるか)
  5. CTA(お問い合わせ・購入の誘導)

この優先順位が逆になっていたり、情報が散らばっていたりすると、ユーザーは迷い、離脱してしまいます。

3-3. CTA(行動喚起)の設計力

CTAとは、「次のアクションへ誘導する仕掛け」のことです。
成果の出るデザインは、CTAにも明確な戦略があります。

  • 何回表示するか
  • どのタイミングで見せるか
  • どの文言が行動につながるか
  • どの色・形が認識されやすいか

CTAは単なる「ボタン」ではなく、心理的に“押したくなる”ように設計されていることが重要です。
この差が成約率に直結します。

4. さらに成果を伸ばすための5つの具体施策

ここでは、担当者がすぐ実務で使えるよう、成果の出るデザインの設計を5つのポイントに整理します。

① ファーストビューで「価値」を伝える

ファーストビューとは、ページを開いた瞬間に表示される領域のことです。
ここで伝えるべきなのは、「何ができて、何が改善されるのか」。
ベネフィット(利用することで得られる良い結果)を冒頭で示すだけで、離脱率は大きく下がります。

② エビデンス(根拠)の可視化

成果につながるデザインには、必ず「根拠」があります。

  • 数値実績
  • 導入企業
  • ビフォーアフター
  • 事例のストーリー化

信頼される理由が明確になるほど、成約率は向上します。

③ 行動データを使って改善する(PDCA)

ユーザーの行動データは、「どこで離脱し」「どこで興味を持ったか」を教えてくれます。これはまさに“改善の羅針盤”です。

  • 滞在時間が短いページ → 情報設計を見直す
  • 離脱率が高いページ → 読みづらさや導線を改善
  • CTAクリック率が低い → ボタンの位置・文言を改善

データを活用するほど、デザインは確実に成果へ近づきます。

④ 1ページ=1目的の原則で設計する

よくある失敗が、情報を詰め込みすぎてしまうことです。
成果の出るデザインでは、1ページにつき達成すべき目的を1つに絞ります。

  • サービス紹介ページ:理解を深めてもらう
  • LP:お問い合わせに誘導する
  • 事例ページ:安心感を持ってもらう

目的が明確になることで、ユーザーの行動もシンプルになり、成約率が向上します。

⑤ CTAまでの「心理の階段」を作る

ユーザーは突然お問い合わせボタンを押すわけではありません。
その前には次のような心理のステップがあります。

  1. 興味
  2. 共感
  3. 理解
  4. 納得
  5. 行動

この「心理の階段」をデザインで丁寧に作ることで、自然にCTAへ導くことができます。

5. 成果の出るデザインは「センス」ではなく「設計」で作れる

ここまでお伝えしてきた通り、成果の出るデザインは「センスの良さ」だけで生まれるものではありません。

  • 成約につながるターゲットを見極める
  • ユーザー心理に合わせて情報を構造化
  • 行動データをもとに改善を続ける

このサイクルこそが、成約率向上を実現する戦略的なデザイン設計です。


SUPERNETdigitalでは、戦略立案から設計、デザイン、検証までを一貫してご支援しています。「お問い合わせはあるのに成約につながらない」「成果につながるデザインに改善したい」とお考えの企業さまは、ぜひお気軽にご相談ください。

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