digital Talk
ユーザーエクスペリエンスを向上させるデザインの秘訣

「アクセス数はあるのにお問い合わせが増えない」
「サイトを見てもらえているはずなのに、すぐに離脱されてしまう」
このようなお悩みを抱える中小企業のWebサイト運用者は少なくありません。
その原因の多くは、デザインの見た目そのものではなく、ユーザーエクスペリエンス(UX)にあります。
UXとは、ユーザーがWebサイトを訪れてから目的を達成するまでの「体験」全体のことです。
どれほど美しいデザインであっても、ユーザーが「使いにくい」「分かりにくい」「迷う」と感じてしまえば、離脱率は高まり、成果にはつながりません。
本記事では、UXを改善しWebサイトの成果を最大化するための実践的なデザインの秘訣をご紹介します。
UXとは? なぜ今注目されているのか
UX(User Experience)とは、ユーザーがWebサイトを利用する中で得られる「体験」を指します。
たとえば、以下のような感覚もUXの一部です。
- 必要な情報をすぐに見つけられる
- 文字が読みやすく、内容が理解しやすい
- 安心して問い合わせができると感じる
よく似た言葉にUI(User Interface)がありますが、UIは「見た目や操作部分」を指し、UXはそのUIを含めた体験全体を意味します。
Googleも検索順位の評価基準として「ユーザー中心の設計」を重視しており、UXの質はSEOの観点からも重要です。
つまり、UXを高めることは、成果につながるWebサイトづくりの第一歩と言えます。
ユーザーエクスペリエンスを改善するWebデザインの5つの秘訣
① 第一印象を左右するファーストビュー設計
訪問者が最初に目にする「ファーストビュー」は、サイト全体の印象を決定づけます。
ユーザーはページを開いた直後のごく短い時間の中で「このサイトを見る価値があるか」を直感的に判断していると言われています。
ファーストビューで意識すべき主なポイントは次の3つです。
- キャッチコピーで「誰に・何を提供するサイトなのか」を明確に伝える
- ビジュアルでサービスの価値や世界観を直感的に伝える
- CTA(お問い合わせ・資料請求など)を視線の流れに沿って配置する
これらを適切に設計することで、離脱率の低下が期待できます。
また、事前にペルソナ設定やユーザー分析を行うことで、より訴求力の高いファーストビューを実現できます。
② ストレスのない導線設計(ナビゲーション設計)
どれほど良い情報を掲載していても、ユーザーが目的のページにたどり着けなければ意味がありません。
UXを高めるためには「迷わない導線設計」が重要です。
具体的には、以下の点がポイントになります。
- グローバルナビゲーションは、ユーザーが迷わないよう主要な項目に絞って整理する
- パンくずリストを設置し、現在地を分かりやすく示す
- 「お問い合わせ」「資料請求」などのCTAを、常に目に入る位置に配置する
特に、スクロールしても表示されるフローティングボタンは、コンバージョン率向上に効果的です。ユーザーが「次に何をすれば良いか」を直感的に理解できるサイトは、ストレスが少なく、滞在時間も自然と伸びていきます。
③ 読みやすさを高めるレイアウトと余白設計
UX改善において見落とされがちなのが、「読みやすさ」の設計です。
文字や情報を詰め込みすぎると、ユーザーは無意識のうちに疲れてしまいます。
読みやすさを高めるためのポイントは以下の通りです。
- 行間や段落に十分な余白を設ける
- 情報を意味ごとにブロック化する
- 重要な部分は色やアイコンで視線を誘導する
余白(ホワイトスペース)は「無駄」ではなく、情報理解を助ける重要なデザイン要素です。
また、サイト全体でトーン&マナーを統一することで、ユーザーは安心して読み進めることができます。
④ スマートフォンでの操作性を意識したレスポンシブデザイン
現在、Webサイトへのアクセスの多くはスマートフォンから行われています。
PCでは見やすくても、スマホで使いづらいサイトは離脱されやすくなります。
スマホUXを高めるためのポイントは次の通りです。
- 指1本で操作しやすいタップ領域の確保
- 折りたたみメニューで情報を整理
- 画像やコードを最適化し、表示速度を向上させる
近年では「モバイルファースト」の考え方が主流となっており、スマホを基準に設計し、PCにも展開することで、デザイン崩れのリスクを抑えられるというメリットもあります。
⑤ 信頼感を高めるビジュアル・コンテンツ設計
UXには、「安心して行動できるかどうか」という心理的要素も含まれます。
問い合わせにつながりやすいサイトには、次のような信頼要素が設計されています。
- 実績紹介やお客様の声の掲載(可能であれば企業ロゴや社名を掲載するとより効果的)
- スタッフ写真や会社情報の明示
- SSL化などのセキュリティ対策の表示
特に中小企業においては、「顔が見える安心感」によってコンバージョン率向上につながります。
UX改善がもたらすビジネス効果
UXを改善することで、見た目が整うだけでなく、次のような効果が期待できます。
- 離脱率の低下
- ページ滞在時間の向上
- コンバージョン率(CVR)の向上
- ブランドや企業への信頼感の向上
これらが積み重なることで、Webサイト全体の成果が底上げされます。
UX改善は単なるデザイン投資ではなく、成果を生み出すための戦略的な投資と言えるでしょう。
まとめ|デザインの目的は「体験を設計すること」
ユーザーエクスペリエンス改善の本質は、「どんな見た目にするか」ではなく、
「ユーザーがどのような体験を得られるか」を設計することにあります。
デザインは単なる装飾ではなく、ユーザーと企業をつなぐコミュニケーションの手段です。
小さなUX改善の積み重ねが、離脱率の改善や売上向上といった大きな成果につながります。
SUPERNETdigitalでは、UXを軸としたWebデザイン・サイト改善のご提案を行っています。
サイトリニューアルによって、問い合わせからの成約率向上やサービス理解の促進につながった事例や、ユーザー導線を最適化することで、ページ滞在時間が大幅に向上した実績もあります。
「自社サイトの離脱率を改善したい」
「より成果につながるWebデザインを取り入れたい」
そのような課題をお持ちの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
著者プロフィール

奥村
SUPERNET digital株式会社 プロデューサー/マーケター
石川県金沢市のSUPERNET digital株式会社にて、ストラテジックプランニングチームに所属し、顧客課題の整理から企画立案を担うプロデューサー兼マーケターとして活動。
プロジェクトや事業全体を俯瞰した最適化の視点で、Webを中心に、媒体制作やコミュニケーション戦略の企画提案を行っている。